Mの独り言

アラカン女性が感じる日常です。

まだこんな世界が残っていたのか!

お久しぶりになってしまった。

もっと私の意地悪な本音を書くつもりなのに。

こんなに時間が空くのはよろしくないな。

 

さて、今日は、まだこんな世界が残っていたのか!と驚いた話。

 

郵便局に行った。

近くの小さな郵便局ね。

いつもはATMしか使わないけれど、今日は窓口に用事があって

その処理を待つ間、椅子に腰かけて郵便局の冊子を手に取った。

表紙は可愛いイラスト。

ふみの日には手紙書こうよ、みたいな。

で、中を見て私は驚いた。本当に驚いた。

 

なんと、文通コーナーがあったのだ!

 

ペンパル?

遥か遠い昔、私が中学生の頃?50年くらい前だ。

少女雑誌や漫画の最後の方に、必ず文通欄があった。

名前と年齢と勿論、住所。そして短い自己紹介文。

私は子供の頃から、新聞の御悔み欄や葬儀のお知らせを好んで読むような変てこな子供だったので、

この文通欄も好きだった。

何より自己紹介が面白い。

あるかどうかわからない不確かな世界に向けて、その情報を開示する気持ちも不思議だった。

文通相手が外国人だとペンパルと言ったのかな?

 

スマホが普及して、SNSが盛んになって

もう、年賀状すら若い人なんて出さない時代になったというのに

文通を希望する人がいる!

驚きませんか?

 

さすがに住所の開示はなくて、下の名前と年代と男女別と

やはり短い自己紹介が掲載されていた。

紹介文を読んでいたら、ちょっとお疲れの人が多いのかな、

と感じたのだけれどどうだろう。

素早く情報が行き来するスマホでのやり取りよりも

手紙を書き、切手を貼り、ポストに投函し、そして

相手からの郵便を待つ、といった時間割で暮らしたい人達なのかもしれない。

それはそれで、特有の楽しさもまたあるのだろう。

 

確かに、私のような年齢になれば

ラインやメールの返事が遅くても、さほど気にはならない。

ラインに気が付かなかった、なんていうのも日常茶飯事だし

返事を書こうにも、若い人のように素早くは指が動かない。

みんなそんな感じだから、返事の有無なんて気にならないのだけれど

若い子供たちは大変らしいね。

厄介な道具だと思う。

でも、もう世間はそれが普通なんだと思っていたら。

 

まだまだ文通欄があって、とてもビックリ。

でもひとしきり自己紹介欄を読んで、掲載された方皆さんに希望の文通相手が見つかるといいなと思った。

ゆっくりと繋がりたい人も、それはそれでいるよね、という感じで。