Mの独り言

アラカン女性が感じる日常です。

孤立する老人、か。

昨日、友人からランチのお誘いメールが来た。

ほぼ3か月ぶりか。

以前は1月に一度は会っていたから、ちょっと間が空いた。

 

実は、会いたくない友人だ。

理由は、単純。

私が5月頃に凹んだ事情を知っているからだ。

不肖の息子に関することで、それ以前の様々な出来事も詳しく知っている。

それが今の私には面倒くさい。

 

事実、私は凹んだ。

悩んだし、眠れぬ夜も多々あった。

でも私は、なるべく自分が楽しい事を考えて、自分の人生を生きようと思い

時には無理やりにでも自分を奮い立たせて

時が過ぎるのをじっと待った。

 

きっと友人は事情を知るからこそ、心配もしてくれただろう。

でも今、会って、何を話す?

多分、凹んだ私の状況が話題になるのだろう。

何を考え、何をしているのか、等々エトセトラ。

 

話したくないのだ。

ひたすらに面倒くさい。

だって、心底話したって、100%完全には伝わらない。

彼女が親の介護で悩んでいた時に、沢山話を聞いたけれど

100%は理解できなかった。

それは私には介護の経験がなかったし

そもそも、根っこにある思考が違うからだ。

それでも、聞いてほしいと言われたから、聞いた。

私ならこうする、とは絶対に言わなかった。

彼女はこれが辛いのだな、とただ聞いた。

 

今の私は、自分の不安を聞いてほしいとは思っていない。

どちらかと言えば、楽しいことを話したい。

〇〇が楽しみだな~とか、話題のお店に行ってみる、とか。

でも、彼女とはそういう話は出ない。

この秋、私は偶然にも楽しみにしている事が重なって

本当ならば、それらを話したい。

何を着ていったらいいかな?とかね。

でもきっと、そういう話をすると、「好きなことが沢山あっていいわね」

と言われる。

そして「私にはそんなに好きになれるものがないわ」と言われる。

頑張って私の好きなものを探し、そういう時間を過ごすことで自分を奮い立たせている私の気持ちは届かない。

だから面倒くさい。

彼女の聞きたい話を私はしたくないのだ。

 

私はわがままなんだろう。

せっかく心配してくれる友人を受け付けたくない。

気が強いのだろう。

プライドが高いのか。

孤立する老人、か。

 

結局、メールをいただいてから数時間悩んだ挙句に

夫の通院を理由に断った。

自分の気持ちに素直に従うことにしたのだ。

 

これから関係はどうなるのだろう。

気分を害して、もう連絡してこなくなるかもしれない。

まぁそれならそれで仕方ない。

案外と私が淋しくなって、連絡をとるのかもしれない。

これからのことなんて、誰にもわからない。