お得感。
残念ながらケチな方だ。
間口も奥行きもない。
昨日、古本屋さんへ行った。
そこは大きな本屋さんの2階。
レンタルCDとか中古のゲームソフト等と一緒に
中古の本も売っている。
特別に種類が多い訳でもないし、安い訳でもないけれど
結構、新しい本が出ていることがあるので覗いてみたのだった。
で、昨年発売された単行本を3冊、文庫を3冊買った。
この中で読んでみたかったのは1冊。
後はまぁ好きな作家さんだからという本と
話題になったから、という本を買った。
自分の中での満足度は65%といったところかな。
古本を持って、1階の本屋さんも見る。
新刊のコーナーには、読んでみたいなと思う本がずらりと並べてある。
私は新聞の中でも、本の広告が大好きだ。
あぁこの本が読みたい、あの本も読んでみたい・・・
1万円、本に使えるならば・・・と思ってしまう。
5冊は買える。
でもな。。
中古で6冊買って2500円だったしな。。
でもな。でもな。
家に帰ってからも、買った本よりも新刊コーナーの本を思い出す。
私が本当に読んでみたかったのは、あそこにあったのだ。
2500円あれば、新刊の1冊は買えた。
新刊を買う方がよかったのかな。
どうしても「お得感」に弱い。
だからケチだと感じるのだ。
もう年を取ると、以前のように本もスラスラ読めなくなってきたのに。
30代の頃は、 1晩で読み終えることなんてザラにあったのに。
1か月で10冊は読んでいたのに。
それも、あまり興味がなくてもただただ活字を読むことすら
楽しかったのに。
今はなかなか本に集中できない。
1ヵ月に2冊というところか・・・
図書館で10冊ほど借りるけれど、読み切れなくなってきているのに
以前のように借りてしまう。
もう、自分に力量がないことがまだ自覚できていないんだろう。
だから、お得だと思って6冊も買ってしまう。
少し、考え方を替えよう。
自分の力量にあった、そして自分のその時の感覚に正直に
本を買うようにしてみようか。
月に新刊を1冊。
2000円。
これなら買える。
お得感に惑わされずに、気持ちをリッチになる。
様々な生活の場面で、これまでの習慣を考え直す年齢になってきた。